品性とおいおい

用事の前に軽くご飯でも食べようか、と近所のデニーズへ。

すると隣の席に座っていた男性二人組がなんとも……食事中、ずーっと長め金髪の頭をぼりぼりかいてる様も、ソファにどてってと寝転がる様も、喋っている内容も(俺の夢はキャバクラ貸しきる事でさーとか)下品で困ってしまいました。

見たくない、聞きたくない、と思っても声が大きいしどうしても視界に入る……。いっそ席をかえようかと思うほど。(←あからさまに思えて出来なかった……)

他人に品性問えるほど、己は高潔なのかとゆー問題はこの際置いといてください。

夢がキャバクラ貸切る事なのは別に良いと思うが、それを大真面目に自分の夢と言い切る事で他人の自分に対する認識がどんなものになるか大人だったら考えた方が良いと思うの。

人の事なんて放っておけば良いのだけれど、でも目にも耳にも飛び込んでくるのよー!


人間の品性ってどこで出来るのだろう……。氏なのだろうか育ちなのだろうか己の力なのだろうか。

「環境じゃないかなあ…」

朱に交われば赤くなるとも言いますけどね。なんとなくどんよりする私。なんでだろーか。自分の品性だって自信ないけどさ(だから余計に落ち込むのかな？)


とか思っていたら、そこに新しい登場人物が。ばっちり化粧をしたスーツの女性。そして三人の会話が聞こえてくるのですが、ああ、これって……飲めるぐらいの洗剤とかシャンプーとか、まんま某有名ねずみ講の勧誘じゃん。

容易く勧誘される彼ら。おいおーい、あなた二十歳で奥さんと子供がいるのでしょー？(それまでの会話で解りました)もっとしっかりしないと!

と内心つっこむ私。予想外の急展開に、ファミレスにいる間、ずっと話を聞いてしまいました。


お店を出て、すぐに感想を言い合いう私達。私の毒舌に思わず苦笑するお坊さん(ごめんね)。

しかし印象深い出来事でした。サギの話とか聞いて「えー？　なんでこんなのにひっかかる？」とか思った事もあったけれどまさにその「ひっかかる」現場を見てしまったよ……。


思うに、ねずみ講でもパワハラでもセクハラでもストーカーでも、相手が悪意でやってない事もある、むしろ(押し付けの)善意でやってる事もある、という事実があれだよね、色々とややこしいよね……。