しなやかな指先

相変わらず歯の治療に通い続けている訳ですが、しかし担当の歯医者さんのキャラは私のツボにはまります。

治療中痛みに思わず顔を顰めた私に、「あ、失礼。失礼。失礼ござんしたー(唄うように)」とか。

色々話しかけてくれるんですが、治療中という事で私は口を開けてるんで返事は「ふぁひ(はい)」とかそんな感じなのですが。

「(歯の仮の詰め物をしてる時に)もうこの匂いにも慣れたでしょ」

「ふぁひ」

「この匂い嗅ぐとねーみんな歯医者って感じとか、キライとか言うんだけどねー」

「ふぁ」

「でも僕はこの匂い、だぁぁい好きなんだけどねえ(ホント愛情たっぷりな感じで)」

「ふぁうでうか」

それやこれや、なんかなんとも言えないですが、なんとも言えないキャラのお医者様なのです。

そしてこの歯医者さんがゴム手じゃなくて、素手で治療されてる事は以前も書いたと思うのですが、という事は患者さんのたびに手を消毒されてるはずなのにその指先のしなやかな感触と言ったら。

もう結構お歳な、男の先生なのに、妙齢の女子よりしなやかでキメ細やかな指先。

一体どんなケアされてるのか無性に気になります。

ていうか、いろいろ思ってるうちに歯医者さんの小説書きたくなってしまいました。患者さんの痛がる顔に恍惚を覚える、しかし腕の良いSな歯医者さんの話とかどうだろうか。

だってさー、毎回「ああ、今日も痛いのね…」とか怯えつつしかもメンドイのにこんだけ通ってんだから、元は取らないとー。(元ってなんの)