うそ

下の記事の事をお坊さんに話していて、「だからねー、あなたも私がいなくなっても、寂しかったり悲しかったりしてもそれでも別に平気でしょ？」と訊いたら、「うん、まあそりゃそうだねー」と。

そだよねー。そういうものよね。

でもだからこそ、フィクションの世界では古今東西「あなたがいなければ生きていけない！」とか運命の出会いとか魂の片割れとか心中とか、ずーっと根強く人気なのだろうなーって。(あたしも好きだよ)

現実は大体違うって知ってるからこそ。

私は読むのも書くのも、比較的リアリティのあるものが好きだったりするけど、でもそのなかにある嘘はやっぱりそれだからこそ、美しいものが良いものなあ。有り得ないほど、美しいものが。

生きてけるけど、寂しいし悲しいよ。てのもそれはそれで美しいんだけどね。