緑色のプール

沖縄のガイドブックを買ってきました。

つっても、現在の状況では当たり前ですが旅行など行けない訳ですが、その代わりに本読んで旅行したつもりで妄想したり、もしくは将来旅行行ける時が来たらの時の事を想像して楽しもうかと思って。
(まーでも実際に行ける時になったら、そんなに行きたいとは思わないのだろー。人間なんてそんなもの)

それだけで結構楽しいです。(若干哀れな感じですが、解ってるんで放っておいてくらさい)

と、それはさておき、旅行本を見て楽しむうちら。
私は沖縄行ったことありますが、お坊さんは行った事がありません。

「いやーほんと海綺麗だなあ。ブルーって言うか、緑って言うかさー」
「あーそーそー。飛行機乗ってるとねー途中で鮮やかに海の色が変わるとこがあってめっさ綺麗なんだよねー」

「へー俺そんな緑の海なんて見た事ねえやー。あ、でも緑と言えば、俺、小さい時、プールの絵を描いて、その水を緑に塗ったら、せんせーにえらい褒められてコンクールて入選した事がある。斬新な発想だって。『固定概念に捕われてなくて素晴らしい。この子には光の加減で、プールの色が緑に見えたんですねっ』て」
「へー」

「真実としては、ただその時俺、青い絵の具切らしてて、でもモジモジして友達に絵の具借りられなくて苦肉の策で緑に塗っただけやったんやけど」
「……違うでしょ、ほんとに緑に見えたんでしょ」

「え、なんで？違うよ？」
「いや、田舎のプールだったから藻が繁殖して緑だったんでしょ」

「なんでやねん。だったらみんな緑で塗るだろ。なんで俺だけ緑やねん」
「じゃーあなたのとこだけ藻が繁殖してたんじゃね？汗で藻が繁殖したってゆーかむしろに藻に愛された男ってゆーか。あ、もしくは藻が繁殖してたのはあなたの瞳なんじゃないの？」


そこまで言ったら、無言で本投げられました。はっは。