一昨年の夏、そして今、冬

一昨年の夏、ワイングラスで指の付け根を切りました。かなりざっくり。

私、ワイングラスは薄いものが好きなので(そっちのがワインの香りがよく解るような。そして唇に触れた時の感触も)、割れたものは結構凶器。

出てくる血の量(まあ飲んでるとよく出るよねえ)に「これは…病院に行ったほうが良いのでは」と思わないでもなかったのですが、ま、いっかそのうち治るさ、と放置。

そして時間はかかったけれど、傷が塞がるには塞がりました。が、そうすると切った左手中指が動かしづらくなり…また、日によって中指だけが異常にむくむ、という事態に。

その時点で、「病院!　病院!」とうちのお坊さんは熱く主張しておりました。が、聞き流す私。


さて、またそれから時間が経過。すると、中指のカクカクした動きも無くなり、むくむという事も無くなりすっかり治りました。が、今度は傷口のずずっと下、左手の中央にこりこりとしたしこりが。

別に押しても痛くないし…だいじょうぶーと、相変わらず私は気にしてなかったのですが、そのしこりを触ったお坊さんが「なんか未知の感触だよ!　絶対病院!」

て事で、仕方なく病院に行ってきました。

ふーここまで長かった。だって指切ったの、一昨年の夏ですからね。

結局、そのしこりは放置していても良いものだったのですが、まあ彼が納得してくれたので良かったです。

とか思っていたら、その夜、またワイングラスを割った私。ふ……病院に行ったその夜とは、またなんとも縁ですね。

しかし今度は指は切らず、お坊さんが後片付けまでしてくれました。ありがとう。

気に入っていたグラスなので、ショックはショックですが、物が壊れる時ってなんかの符号が合って割れると思ってるのでまーいーかー。

ちょうど誕生日にワイングラスをプレゼントで頂いたので、それを使おう。ふふふー。

嫌がってたのに頑張って病院に行ったから、とお坊さんがドーナツ二つ買ってくれました。あら、ありがとうー。

「どうしても行かないなら、羽交い絞めにして連れてくわ」と言っていたお坊さん。ははははーでも行かないでも大丈夫って思ってたんだよー私的に。