小説や徒然やALSや。
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その日、私とたーちゃんはケンカをしておりまして。お互いイライラ、家のなかの雰囲気はどんよりどろどろ。
たーちゃんは、食事もイヤお風呂もイヤ栄養注入もイヤマッサージもイヤ、と全ての私の介護を断り、の上にパジャマのまま家から出てこうとするし窓から飛び降りようとするし(!←うち14階だから結果は火を見るより明らか←必死で阻止したけどもさ)、もーそこまでイヤなら仕方無いわさ。
と私は弟に電話。事を報告。
慌ててやってくる我が弟。
今まで一回も介護とかした事無い弟に、ざーっと介護のやりかたを教えて(吸引とか胃ろうとか呼吸補助器とかその他色々)何日か分の自分の荷物をまとめて、お坊さんを呼び出し、家を出て行く私。
ざ、家出。
ひっどー動けないたーちゃん置き去りにしてーて感じですが、ま、実際ひどいんですが、その時の私にはその家出が必要でした。多分それはたーちゃんにとっても。
やっぱりね、ずっと2人でいるって煮詰まってくるもんです。たとえそこが穏やかな楽園でも穏やかな牢獄でもさ。
そして私は、全然偉い訳でも強い訳でも人間が出来てる訳でも無いしさ。
そういう訳で荷物を抱えた私は、お坊さんととりあえず近くのファミレスに移動。昼間からビールなど飲みつつちょっくらご飯も食べつつ(朝からスイカしか食べてなかったワシ)これからどうしよーかーとのんびりお喋り。
最近時間を気にしないでお喋りなんかした事無かったから、めっちゃ楽しかったです。
今からどうするーどっか遠出しちゃう~?温泉とか。海とか。それとも買物とかカラオケとか映画とか行こうか。もしくはマン喫でオールとかしちゃう?家出女に相応しく。とか、ぐたぐたこれからの行き先を考える。
その開放感と罪悪感の混じった快楽。
不思議な感じでした。
で、結局、万が一たーちゃんに何かあったら困るから遠出は止めておこうという話になり、近くで買物したりご飯食べに行ったりしてるうちに弟から連絡があって、翌日、用事がある弟はこれ以上介護が出来ないと言うので、私の家出はたった半日で終わり、私は帰宅する事になったのですが。
そして帰宅してから、今日まで普通に今まで通りにして暮らしているのですが。
でも出て来た時は「もー何日かは帰らない。つーかもしかしたら、それをたーちゃんが望むなら永遠に帰らないかもー」とまで思ってたのでした。
あの罪悪感と開放感。それらが混ざり合って出来た快楽。
なかなか味わったことが無いものでしたさ。
一つ勉強になりました。
あ、そして帰宅してからはちゃんとたーちゃんと仲直りしましたよん。今も仲良しですよん。
愛してると憎んでるって、思いのほか近いもんだと思います。私はそれをお坊さんとたーちゃんから教わったわさ。
たーちゃんは、食事もイヤお風呂もイヤ栄養注入もイヤマッサージもイヤ、と全ての私の介護を断り、の上にパジャマのまま家から出てこうとするし窓から飛び降りようとするし(!←うち14階だから結果は火を見るより明らか←必死で阻止したけどもさ)、もーそこまでイヤなら仕方無いわさ。
と私は弟に電話。事を報告。
慌ててやってくる我が弟。
今まで一回も介護とかした事無い弟に、ざーっと介護のやりかたを教えて(吸引とか胃ろうとか呼吸補助器とかその他色々)何日か分の自分の荷物をまとめて、お坊さんを呼び出し、家を出て行く私。
ざ、家出。
ひっどー動けないたーちゃん置き去りにしてーて感じですが、ま、実際ひどいんですが、その時の私にはその家出が必要でした。多分それはたーちゃんにとっても。
やっぱりね、ずっと2人でいるって煮詰まってくるもんです。たとえそこが穏やかな楽園でも穏やかな牢獄でもさ。
そして私は、全然偉い訳でも強い訳でも人間が出来てる訳でも無いしさ。
そういう訳で荷物を抱えた私は、お坊さんととりあえず近くのファミレスに移動。昼間からビールなど飲みつつちょっくらご飯も食べつつ(朝からスイカしか食べてなかったワシ)これからどうしよーかーとのんびりお喋り。
最近時間を気にしないでお喋りなんかした事無かったから、めっちゃ楽しかったです。
今からどうするーどっか遠出しちゃう~?温泉とか。海とか。それとも買物とかカラオケとか映画とか行こうか。もしくはマン喫でオールとかしちゃう?家出女に相応しく。とか、ぐたぐたこれからの行き先を考える。
その開放感と罪悪感の混じった快楽。
不思議な感じでした。
で、結局、万が一たーちゃんに何かあったら困るから遠出は止めておこうという話になり、近くで買物したりご飯食べに行ったりしてるうちに弟から連絡があって、翌日、用事がある弟はこれ以上介護が出来ないと言うので、私の家出はたった半日で終わり、私は帰宅する事になったのですが。
そして帰宅してから、今日まで普通に今まで通りにして暮らしているのですが。
でも出て来た時は「もー何日かは帰らない。つーかもしかしたら、それをたーちゃんが望むなら永遠に帰らないかもー」とまで思ってたのでした。
あの罪悪感と開放感。それらが混ざり合って出来た快楽。
なかなか味わったことが無いものでしたさ。
一つ勉強になりました。
あ、そして帰宅してからはちゃんとたーちゃんと仲直りしましたよん。今も仲良しですよん。
愛してると憎んでるって、思いのほか近いもんだと思います。私はそれをお坊さんとたーちゃんから教わったわさ。
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こんばんは
仲直りできてよかったですね。
私の姉が介護の仕事をしているのですが「絶対家族の介護はできない」って言ってました。そのくらい家族の介護は大変な事で衝突してしまうのも仕方のないことなんだろうなと思いました。でも部外者の私は喧嘩できるのはまだお互いに相手のことを信じている証拠かなと思いました。何か変な言い方ですみません。小説、楽しみにしています。では。
私の姉が介護の仕事をしているのですが「絶対家族の介護はできない」って言ってました。そのくらい家族の介護は大変な事で衝突してしまうのも仕方のないことなんだろうなと思いました。でも部外者の私は喧嘩できるのはまだお互いに相手のことを信じている証拠かなと思いました。何か変な言い方ですみません。小説、楽しみにしています。では。
こんばんは。
茂木様、コメントありがとうございます。いつもとてもとても嬉しいです。
はい、おかげさまで無事仲直りできまして、今も仲良く過ごしております。
はい、勿論お互い信じているし大事なんですよ~ただ、介護ってそれだけで終わらない部分があるのですね、きっと。
茂木様のお姉様がそう仰られるのは、お仕事を通じて色んな家族を見られてそういった部分が解ってらっしゃるからなんだと思います。
ただ色々な事はあれど、大事な事は忘れないようにしたいと思います。
いえいえ、変な言い方なんてとんでもないです。いつも心配してくださって、お優しい言葉をかけてくださって有難うございます。とても励まされております。
茂木様も、そして茂木様のお姉様も暑さで体調等崩されないようご自愛ください。
私も体調には気をつけつつ、小説頑張ります~有難うございます♪
はい、おかげさまで無事仲直りできまして、今も仲良く過ごしております。
はい、勿論お互い信じているし大事なんですよ~ただ、介護ってそれだけで終わらない部分があるのですね、きっと。
茂木様のお姉様がそう仰られるのは、お仕事を通じて色んな家族を見られてそういった部分が解ってらっしゃるからなんだと思います。
ただ色々な事はあれど、大事な事は忘れないようにしたいと思います。
いえいえ、変な言い方なんてとんでもないです。いつも心配してくださって、お優しい言葉をかけてくださって有難うございます。とても励まされております。
茂木様も、そして茂木様のお姉様も暑さで体調等崩されないようご自愛ください。
私も体調には気をつけつつ、小説頑張ります~有難うございます♪