アレルギーと言えずに何年

イブの日は、仲良しの和食屋さんへ。

メニューはお任せだけのお店で、今回はフグでした。

今日のお料理がふぐのフルコースだと知った時、思わず顔を見合わせて笑ってしまった私達。なんでかって言うと、実は私達、そんなにふぐが好きじゃなかったりするのです。

けど、大将の自慢はフグで、毎冬ここのお店を予約するとき、内心ふぐじゃないといいなあと祈ったりしているとゆー。

今回はどんぴしゃ。いや、決してふぐが嫌いって訳じゃなくて、それより違うお魚とか大将の作るお料理が好きなだけなのですがね。

贅沢言うなっていう。はい、解ってます。
















きっとその事を伝えたら、大将は今度からうちらにフグは出さないでくれるであろう（強面だけど優しい大将）。けれど、そしたら「なんで今まで何年も言ってくれなかったの？」てことになりそうで、悪くって、言えない……。
















ふぐ。ふぐねえ。ふぐでも、白子とヒレ酒は好きなんだけどな。

どうしたらうまく断れるのであろう、と思案して早10年近く。

「あなた、フグアレルギーになったって言ってよ！大丈夫だよ、大人になってアレルギーいきなり出てくる人も多いんだから」

「なんでいつも泥被るのが俺なんやて！お前が言え！」

責任を擦り付け合う私たち。

いや、うまかったですよ。しめの雑炊が染みるよね。

ただ、ふぐより他の料理が好きなだけ……（ぜーたく）