小説や徒然やALSや。
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もう言いたい事を伝えられない。何も。一つも。
喪失ってそういう事なのだと解った。
あなたがいた無神経なほど、贅沢な日々。
喪失ってそういう事なのだと解った。
あなたがいた無神経なほど、贅沢な日々。
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来る春を
悲しく思う
初めての冬
まだここにいたいあなたといたいよ。
お坊さんとケンカしていたら、ふいにどこかに行ったお坊さん。
気づけば彼は、たーちゃんが生前使っていた部屋に。
そしてたーちゃんの遺影になにやら話しかけている。
「お母さん、すいません、仲良くするって約束したのにケンカして…でもお母さんはいつも僕の味方になってくれましたよね…嬉しかったです…」
とか他にも色々なにやらと。ケンカの謝罪みたいなケンカの愚痴みたいな。
わはは。確かにいっつもたーちゃんはお坊さんの絶対的な味方で、そんな味方がいない今はお坊さんも辛かろうー。
仲良しだったのです。ていうか、仲良しなのです今でも。
気づけば彼は、たーちゃんが生前使っていた部屋に。
そしてたーちゃんの遺影になにやら話しかけている。
「お母さん、すいません、仲良くするって約束したのにケンカして…でもお母さんはいつも僕の味方になってくれましたよね…嬉しかったです…」
とか他にも色々なにやらと。ケンカの謝罪みたいなケンカの愚痴みたいな。
わはは。確かにいっつもたーちゃんはお坊さんの絶対的な味方で、そんな味方がいない今はお坊さんも辛かろうー。
仲良しだったのです。ていうか、仲良しなのです今でも。
昨年クモ膜下出血で倒れ、今も入院している友達のお見舞いに、お坊さんと行ってまいりました。
手術も無事終わったのだけれど、まだ左半身に麻痺が残る状態なのです。
とは言え、思ったより元気そうで、その笑顔は優しく明るく、それは嬉しく切なく。
ほんとすごく良い人なのですよ。まだ体の動かない状態で、お見舞いに来た私たちをかえって気遣ってくれて。
友達は私の一つ上。友達も勿論大変なのだけれど、看病してらっしゃる親御さんもさぞかし大変だろなあ…。
なんか色々考えました。そして思い出しました。
もし例えば、私が倒れる事とかあったらどうなるのかなーとか。
勿論、お坊さんは介護してくれるって言うだろうけど、それに疑いの余地はまるで無いけれど、でも私が嫌だなー。申し訳無さすぎて、いたたまれない。という事は、施設だな。うむ、それが個人的には一番気楽だわ。介護って愛だけじゃ出来ないから。
しかし病院の入院病棟の匂いってありますね。
その友達が入院している病院は、たーちゃんがずっと入院していた病院とは違う所なのですが、匂いは同じ。空気も同じ。
その匂いをかぐだけで、ぶわっと押し寄せるみたいに溢れかえる、たーちゃんの思い出。
思えばたーちゃんがここにいなくなってから、病院に行ったのは初めてでした。
私のなかにある喪失の悲しみと罪悪感は一生消えないけど、それは悪い事でも無いんだろな。
段々深く静かになるそれと一緒にいる事が、私が生きるって事だろう。
また、相変わらず夜はそんなに寝れないままなんだけど、優しい友達からは睡眠薬とか飲んだほうがいいんじゃないの?と忠告もされたんだけど、でも寝れないことにそんなに不便は感じないんだけどなー。
ていうのも、元々介護してる時はそんな寝れなかったし、その前だって私はそんなに睡眠を必要とする体質じゃなかったし、それがいつからかって言うと生まれた時からそうだったみたいで(たーちゃん談。赤ちゃんの頃から寝つきが悪く眠りが浅く、寝起きは良いのだけれど、たーちゃんは夜泣きで大変だったそうな)。
そして今は1人じゃあんまり寝れないけど、お坊さんといる時はお坊さんの睡眠欲がうつり、めいっぱい寝てるので、昔よりもむしろ寝てるんだよね。ぐう。睡眠薬はお坊さん。
という訳で、まあ自分的に不都合を感じたら対処しよっと。
段々深く静かになるそれと一緒にいる事が、私が生きるって事だろう。
また、相変わらず夜はそんなに寝れないままなんだけど、優しい友達からは睡眠薬とか飲んだほうがいいんじゃないの?と忠告もされたんだけど、でも寝れないことにそんなに不便は感じないんだけどなー。
ていうのも、元々介護してる時はそんな寝れなかったし、その前だって私はそんなに睡眠を必要とする体質じゃなかったし、それがいつからかって言うと生まれた時からそうだったみたいで(たーちゃん談。赤ちゃんの頃から寝つきが悪く眠りが浅く、寝起きは良いのだけれど、たーちゃんは夜泣きで大変だったそうな)。
そして今は1人じゃあんまり寝れないけど、お坊さんといる時はお坊さんの睡眠欲がうつり、めいっぱい寝てるので、昔よりもむしろ寝てるんだよね。ぐう。睡眠薬はお坊さん。
という訳で、まあ自分的に不都合を感じたら対処しよっと。