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迫る夕闇。
日が暮れるのがほんと早くなりましたなあ。寒さと夜が強くなるこの季節って、ほんと苦手です。病院に出かける時はまだ暗く、帰宅するごろには真っ暗。
ま、しかし私の好き好きなど放っておいて、今日も真摯に頑張りたいもの。
「普通ならば死んでるか、もしくは意識不明の体の状態」という容態のたーちゃんは、しかし元気(?)で、確かにぼーっとしてこちらの会話が通じなかったりおかしい事を言っている時もあるものの、意識がはっきりしている時はすごく明瞭で、テレビのニュースに意見をしたり、お坊さんと私にいきなり「問題です」と漢字の問題を出したり出来るぐらいなのでした。
(またその問題が超難しく)
(結局私はその答えがわからず、お坊さんが解いたんずら)
いつもサイトやブログを訪れて下さる方、拍手を押してくださる方、本当に有難うございます。感謝します。
今日も良い一日でありますように。
最近、病室にいる時の個人的な楽しみは、たーちゃんとのじゃんけんとお坊さんとの文通です。
じゃんけんはたーちゃんのリハビリ代わりに。どんなゲームでも、平均的に強いたーちゃん。
そしてお坊さんとの文通。
文通つってもメモ帳に何か書いて渡して、またお返事書いてってゆー授業中の女学生方式なんですが、同じ部屋にいるだしわざわざ書かないでもそのまま話せばいんじゃね?て感じなのですが、しかしこれが妙に楽しいのですよ。
お坊さんの味があるイラストになごみ、彼の語彙の使い方が、私とはやはり違うものだから勉強になるなあと思ったり。
思うに、人間てどんな場所にいても、何かしらの楽しみを見つけるもんなんだなあと。
それはまるで、癖か習性か本能みたいに。
毎朝起きた瞬間に思うのは、「ああこの夜も病院から電話が来なかった。良かった」て事で。
病院からの電話って、もちろんたーちゃんの容態の急変の連絡って事ですが。
毎朝、そう思います。
たーちゃんが入院した当初は私も病院に泊まり込んでいたんですが、このまんまじゃ体と心が持たんーと思い(主に心が)、今は夜は家に帰ってます。
本当は夜も付き添っていたいのだけれども。なかなか。
しかし毎日、たーちゃんを病室に置いていく時の気分は子供を置き去りにする母親、もしくは不倫相手の若い彼女の家から夜帰る、中年のおっさんの心境です。
『そんな顔しないでー!私もここにずっと居たい。居たいのはやまやまなんだけ
ど。ごめん、私ふがいなくてほんっっとごめん!』
的な。
という心境をお坊さんに言ったら「おおーなるほどー」と納得されました。
まあ私、子供も若い不倫相手もいない(そらそーだ)ので想像なんですが。
とりあえず、今朝もほっとした私でした。
お坊さんとたーちゃんの付添をしていた時の事。
下の売店にちょっと用事があり、しばし席を外す事にした私。
病室出る前にお坊さんに声をかける。
「じゃあちょっくらよろしくーあ、もしかしてホリリン来るかもしれないから、そしたらよろしく~」
ホリリンというのは、たーちゃんを見て下さってるリハビリの先生のあだ名です。(いや、わしが心の中で勝手に呼んでるだけだが)
振り返るお坊さん。
「えっクリリン!?」
なんでやねん(突っ込みの手)
クリリン来たらすげーわ。つーか病院来ないで仙豆食べてると思う。クリリン。