まるで。むしろ。

そういえば、この間。
たーちゃんの部屋にいた私は、たーちゃんの読みかけの本を見つけました。

で、そのタイトルがですね。
『人は死ねばゴミになる』。

ええええええええええ。

ちょっっ一体何の本!?と、そのタイトルを見た私は思いっきり動揺しあわあわし、たーちゃんが出かけたのを見計らいその本をこっそり読んでみたのですが(面と向って彼女に「何の本ー？」と訊けない辺り、私のヘタレ具合である)、そしたらその本はガンの闘病記なのでした。(自分は無知で知らんかったけれど、有名な本らしい)

良かったあ…。

安堵しつつ、ふいーと、汗を拭く私。
いや、ほんとその本のタイトルだけを見た時はイヤな汗かきましてですね。たーちゃんが、すごく強くて優しくて潔い人だとは充分知ってるのですが、それでもこんな状況下なので、ほんと焦ったのでした。あはあは。

けど、闘病記かー。

そうだよね、自分が病気になったら、そういうのを読みたくなるよなあ。(たーちゃんは本好きです)

私も、治らない病気になったら、そういうの読むかなあ。いや、それとも何か読む時間を惜しんで、自分で何かを書きたいと思うかなー。
それとも、色んな事に対する執着が無くなって、なんか解放された気分になって、書く事とかに興味が無くなるかもなあー。

どっちもありそうだなーと思います。いざそういう状況になってみないと、答えは解んないんだろーな。


しかし、たーちゃんがどんな気持ちで闘病記を読んでたのかなーと思うと、ちょっと、いやかなり胸がぎゅーぎゅーしました。
そういう事は一切、誰にも言わない人だから余計に。