小説や徒然やALSや。
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僕の足はもうどろどろに溶けてしまっていて、そんな事は見て見ぬふりをして、それを引きずって歩いている訳だけれど、皆それには決して気づかないんだよ何故だかね。
それどころか、その足はその靴はステキね、なんて、言ったりもするんだよ。
けれど世界で唯一、君だけが、ただ君だけが、もうとうにそれに気づいてはいて。
僕の、ドロドロの足に気づいていたりして。
そして君はそんな僕を笑い、愛し、その足にキスしたりもう歩かなくてもいいんだよでもそこまでして歩いてる君も好きだけど、なんてよく解らない事を言ったりするんだ。
すると僕はまだ歩ける気がしてむしろ、この足が再生でもするような気がして、君にぽたりと笑うんだ。
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