にげり

「にげり。ってなに？」と電話をかけてきたお坊さん。

私はにこり。とメールしたつもりだったが、打ち間違えていたらしい。

「にげり。ってなに？　とりあえずなんか罵倒されてるとゆーのは解るんだけど」

にこり。と微笑んだつもりが、よく解らんが罵倒されてると捉えられる辺り、普段の私の彼に対する態度が垣間見えるというものでしょう。

にげり。


昨日、そして本日拍手を押して下さった皆様有難うございました。すごーく嬉しいです。感謝します。


サイトのメルフォでメールを頂いたのですが、メールアドレスが記載されていなかったので、こちらでお返事させて下さい。
どうしてもお返事したかったので。

以下、お返事です。

彩乃様

こんばんは。そしてはじめまして。メールくださって有難うございました。彩乃様が下さった言葉は私にとってとても嬉しいもので、なんだかご褒美を頂いた気分で、お礼をどうしても言いたかったのです。お返事は任意という事だったのですが、ごめんなさい。

以前から読んで下さっているとの事。本当にありがとうございます。

知らない場所で知らない方が、こんな自分を応援してくださっているというのはすごく励みになります。たまにブログに書くけれど、許可を頂いた気分というか。自分がここにいて良い許可を。

彩乃様はお礼を言ってくださいましたが、いや私の方がお礼を言いたくて。ほんとに。
最近、ずっと自分の至らなさに落ちてたのですが、彩乃様が下さった色んな言葉で浮かびました。ありがとうございます。

また、落ちてた理由は自分の不甲斐なさなので、頑張りたいなあ頑張らねば、と改めて思えたのでした。こうして今でも声をかけて下さる方に、自分の文章を読んで頂けたら幸せだろうなあと。


大切な人が世界からいなくなってしまうという事(もしかしたらどこかにいるのかもしれない。けれどもう二度と言葉は交わせない。その人の感情を知る事は出来ない。表情を見る事も出来ない)は、人生で何度かある事ですが、それでも(それだからこそ)すごい喪失感で。

喪失感、という言葉以外で今も言い表せないです。

悲しい苦しい怖い寂しい、けれどどこか幸せでもあって(これ以上苦しむ姿を見なくてもいい、失う日がいつ来るのか、という恐怖に耐えなくてもいい)。


今、そこにいる彩乃様がその時に私を思い出してくださった事、とても光栄で勿体無いです。

人に人は救えない、けれど、人に人は救われる、と何日か前に思った事を、思い出しました。私はそうやって声をかけて下さった彩乃様に救われました。

喪失のさなかにいる彩乃様になんと声をかけられるのか、考えたけれど、私はそんな言葉を持っていなくて。

多分、私はまだ喪失とそれに纏わるあれこれのなかにいるのかもしれません。けれど時間が経てばやはり自分のなかで整理出来るものもあり、また喪失のなかにいても、そこでも得るものや幸福もあります。

たくさん悲しんだらたくさん笑って欲しいと思います。


在ってくださってありがとうございました、なんて、もーほんとにこちらが!　こちらが言いたい言葉で。

在ってくださって有難うございました。声をかけてくださってありがとうございました。力をくださってありがとうございました。

あんまり感動したので、思わず彩乃様から頂いたメールをお坊さんにも見せてしまいました。(勝手にごめんなさい)


ひっそりと、なんて仰らずにまたいつでも声をかけて下さい～。本当に有難うございました。ぺこり。


旅立たれた彩乃様の大切な方が、今美しい場所にいらっしゃいますように。

また彩乃様と、彩乃様の大切な方が、少しでも多く笑えますように。離れた場所から、私も心から祈ります。


心の整理もですが、他にもたくさん整理される事があって、お忙しい事かと思います。まだまだ寒いですし、どうぞご自愛ください。


喪失って抗えないものですが、それもまた大切な感情で経験で、その分、今、共にいる人を大切に思えるし(実感として)、また失ったからもう失わないって事なんだと思います。


長くなってしまってごめんなさい。ほんとに、感謝を伝えたかったのです。

それではまた。