その夏の蝉

本日は早起きだったので既に眠いです。

の割りに夜も用事があるので、今のうちに昼寝でもしておこうかとも思いましたが、いや、しかし今のうちにたーちゃんへの差し入れご飯と家の夜用ご飯を作っておこう。

しかしこんな私とは違い、バイト先のお子さんたちは朝から夜まで夏を浴びてモリモリと元気です。

これはあれですかね、体の中にある残りの生命力の違いなんでせうか。そら敵わんわ。

そんな訳で、その元気さとそこに潜む切なさがまるで今も鳴り続ける蝉のようだわーと、子供たちの遊ぶ姿を見ていて本日のバイト中ふと思っていたんですが、そうしたらばいきなり子供さんから

「先生ー木になって！」と言われました。

木。
木とな。

なかなか興味深い頼み事ですな。

その意図が解らないまま、とりあえず、月影先生に梅の木になれと命じられた北島マヤさんのように、自分的木のポーズをとってみたのですが、そうしたらば、「蝉！」と言ってお子さんにニコニコ笑顔で飛びつかれました。

ああ、和むー。そだね、蝉だね。君が、蝉だね。

そんな風にスキンシップが好きな子もいれば、触られるのが嫌いな子もいてお子さんも様々だなあと思います。

小さいのに、自分以外の誰かを必ず優先する優しい子もいれば、自分が一番で無いと許せない強い子もいる。

成長過程で、多分性格て色々変容するんだけど、でもこの根っこの部分は、彼らは多分成長した後も持ち合わせたままなんだろうなあ。

そんな事を思うと、果てしなく楽しみなような果てしなく切ないような。

と言う訳で、そんな蝉さんたちに、迸る生命力のおすそ分けを貰いつつ、自分も頑張ります。



一昨日、昨日と拍手を押して下さった皆様ありがとうございました。そうして皆様からも元気を貰っている私です。