小説や徒然やALSや。
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私が料理をしている間に、いつもお坊さんが洗濯物をとりこんで畳んでくれるんですが(ちなみに私が畳むより全く綺麗)、そんな時ふと。
「なんかさー、洗濯物のなかにたーちゃんのパジャマとタオルが無いってのが違和感。変な感じ。洗濯物が少ないってのは寂しいなあ」
お坊さんがしみじみ言いました。
そうなんだよねー。
私も未だ、たーちゃんが病院で私が来るのを待ってる気がするし、病院から電話がかかってくる気がするし、朝、「はっ!早く病院行かなければ」と4時ごろ目が覚めるもの。
昼間に病院以外のとこにいるのも違和感だし、こうしてパソコン打ってるのも違和感だ。
深い違和感と深い罪悪感。
それがいつかは消えるのかもだし、このまま消えないのかもだし、消えなくても良いような気もする。
とりあえず、これからも月に一回くらいは病院に行こうかー?と話し合ううちら。
───何しに……?
いや、こー、なんとなく。目的も無く。
ただ、このまま病院行かないのが寂しいというか、違和感なんす。そんぐらいずっとあの病院には通ったので。
私、10年も一緒にいるのに今までお坊さんの泣き顔って一回ぐらいしか見たことなかったのですが(というのも、彼は私に比べれば感情の起伏がなだらか人だから)たーちゃんが亡くなった後は、お坊さんの泣いてる姿を何度も見ました。何度も何度も。
有難かったです。
そしてわしも泣きすぎて目が腫れて、一重に。
超化粧しにくいー。うがー。
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