小説や徒然やALSや。
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日付が今日に変わって暫く経った、午前二時過ぎ。闇の中に響く携帯の着信音。
へろへろと起き上がって携帯の通話ボタンを押すと、いい感じに出来上がってるお坊さんの声が。
「今ー。家の玄関のー、石段の上から三段目のとこでゲロっちゃいましたー。ゲロが石段の下のとこまで垂れてますー。どうすればーいいですか?」
いや、知らんから。どうすればいいですかとワシに問われても。
とりあえずは寺の石段が酒臭い、ゲロ置き場になってるのも感じ悪かろうと、
「掃除すれば?」
と、至極まっとうな答えを送った私に、お坊さんは「無理ですー飲みすぎて気持ち悪いんでー。寒いんで寝ますー」と言って、その電話は切れました。
なんやねん。と闇の中で思う私の心に、ビールの泡のようにふと沸き立つ既視感。
なんか何日か前にもこんな事があった気が…。
ああ、そうだ。そういや、何日か前にも友人から、「仕事で飲みすぎて倒れて、病院に運ばれ、けれど点滴を打って復活。翌日には早朝からUSJに行ってきた」という話を聞いて、ゲラゲラと笑っていたのだわ。
その坊さんも、今日は朝からお寺のでっかい法要に出かけたというし。
…自分の周りにいるのはこんなヤツばっかです。
類友、と言う言葉が一片の雪のように、自分の心のなかにハラハラと舞い踊り、ワタクシの心を締め付けますが、だがしかし。
最近の私はそんな無茶な飲み方はしないので。大人になりましたので。
飲み会の多い季節ですが、皆様もどぞお気をつけ下さいまし。
て、まあ、言われなくてもそんな事しないですよね、普通は。
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