音と風

雅楽には笙の入ってる曲と入っていない曲があるのですが、お坊さんは笙の無い曲を「哀愁があって異国情緒があって好き」と言う。

そうねー、笙が入ってると重厚になって、上品で華やかだけれど。(でも私、自分がもし和楽器やるなら竜笛か笙がいいなー)

民族音楽特有の哀愁ってすごく好きだなー。悲しい事を笑ってる感じ。(嗤ってるでは無く)


ところで昨日、駐車場に車を停めて少し時間があったのでぼーっとしたら、近くの工事現場の音が聞こえてきました。温泉でも掘ってるのかと思った(そんな訳無いか。でもそういう機械だったのですー)けれど、ガス工事との事。

アスファルトを掘っているその規則的な音がとても綺麗に聞こえて、ふとあーこの旋律って雅楽に似てるわ、と思ったのでした。世界には似てる音がたくさんあるのね。


お坊さんにスマホのアクセサリーを買いました。バニーガール的な兎の耳。白とピンクのラインストーン。

私としては「これ、大人の男がつけてたら、絶対可愛い！」と自信満々だったのですが、彼の評価は「大丈夫？　俺、これつけてたらゲイと思われない？」

そんな事無いと思うが(ていうかもし万が一ゲイと思われたとしても何がいけないのだ)、そうして彼はなかなかつけてくれず。

しかしやっとつけた所、お洒落な先輩ややはりお洒落な同僚の女性に「いいねーそれ」と褒められたとの事。

「俺、もー外さないわ～」

そうかいな。まあ世間一般的に評価ってそういうものよね。容易く移ろう。