閉鎖された場所に響く音

変わらず、楽と篳篥を熱心に習っているお坊さん。

そのお稽古の際には、厳しい先生もいたりしてなかなかに大変らしい。そっかーお疲れ様だったねえ。

「いやー俺はまだいいんだけれど、その『当たられ役』のターゲットになっている人がいてね、その人が気の毒だけど」

ああー。解る。

音楽だったり舞だったりスポーツだったり、とりあえず集団で学ぶものって、そのなかには厳しく若干ヒステリックな人が往々にしているものだけれど(またその方が集団も引き締まったりもする)、その当たられ役になっちゃう人って必ずいて、気の毒だよね……。

私にも覚えが。ただただ気の毒でした。だって傍から見てても理不尽なんだもん。

今だったら、なんとかフォローも出来るかもしれないけれど、まだ小さかった私は気の毒に見てるしか出来なかったな……(相手が先生とか指導者ってのもあるし…)

私がまだ小さい頃は体罰とか普通にあったけれど、そしてセクハラ先生もまた普通にいたけれど、今あれらやったら大問題なんだろうなー。常識って変わります。

そして閉じられた空間て、そこにしか通用しない常識ってのも出来がちだし。なかなかねえ。

しかしセクハラねー(色々思い出す)　私の場合、そういうの全然トラウマになってなくてふつーに男性好きだけど、それがトラウマになっちゃう方もいるんだろうなあ。不憫だ。