蛇しゃん

今朝方、まだ夜が明けきらぬ午前五時前。

コトちゃんのおむつ換えと、朝食作りの為に庭を歩いていた私。すると、いつの間にか降った雨で少し湿った芝生を、ふと、何かがよぎる。

なんじゃろう、目の錯覚か?(まだ起き立てだから目がよく見えていない)と思い、屈んでその「横切ったもの」をよく視てみる。

…おおう。

蛇でした。でっかい蛇。大きいなーと思い、まじまじとそれを見つめるワシ。その場から動こうとしない蛇。

しばし見つめ合ってしまいました。もしこの蛇さんが飛び掛ってきたらどおしよーとか思いつつ、まっそんな事ある訳無いなと思いつつ、いやしかし朝っぱらからこんなものと出会えるのは何か吉兆の証かもしれんとか思いつつ。

と言うのも、私はそんなに爬虫類が苦手でも無く(特別好きだという訳でも無いが)また、うちの家の社の御神体が白蛇さん(とそれと一緒に埋まっていた甲冑)なので。

その蛇さんは白蛇では無く、普通の蛇さんでしたが、朝からこんなものを見つけて見つめあえるのはやっぱり何かのラッキーの印だわ、とか思い。

思い、と言うか信じてみたと言うか、祈ってみたと言うか。


信じるものは救われます。

溺れるものは藁をも掴む。

いや、別に溺れちゃいないが。

むしろざくざく歩いているが。