良い心

お坊さんがお仕事で、ある原稿を書く事になりました。

「あーめんどくせぇ。なー概要話すから、お前が書いてくんない？」(←彼は文章書くのもパソコンも、そんなに好きじゃない)

へー？いいよー。

「え、いいの!?」

うん、それを君の良心が許すなら(にっこり)。

「………自分で書きます…」

そんなこんなで、出来上がった原稿の訂正だけを私がやりました。

そしてその原稿を、友達の僧侶仲間に読んでもらい、とても褒めてもらったそうな。

「だもんで、『いや、カノジョにめっちゃ直してもらったんだよ』て言っといた」

へー正直に言ったんだー。そんなの言わなきゃ解んないから、自分がやったって事にしとけば良いのにー。私が直した、て言っても文章の語尾とかリズムとかだけなのにね。

なんだかんだ言って、良心に忠実なうちのお坊さんなのでした。


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