猫と靴と鯛と夢

私はこれからお坊さんとパーティに行くところらしく、グレイがかったピンクの、胸の下がリボンでしぼられてその下はふんわりと広がったドレスを着て、その上に黒いショール、黒いストッキングという格好。

そして靴を選んでいる。

私とお坊さん、そしてもう一組のカップル(友達カップル)がいる部屋は生成りの壁の、アンティークっぽい雰囲気のところで、ここにはたくさんのにゃんこがいて、そのにゃんこたちは縦横無尽に部屋のなかで遊んでいるのだけれど。

その猫たちが、部屋の中心にある、金と木で出来たオブジェのところに止まると、靴に変化するのだった。

その、猫が化けた靴を色々見ながら、どれにしようかなーと迷っている私。

ドレスと同じ、ピンク色のが良いかしら。それともストッキングが黒だから、同じ黒のが足が長く見えるかな。

まだパーティまでは時間があるらしく、暴れまわる猫と靴を見て、選んで、楽しい感じ。

とゆー夢を見ました。なんで。パーティにも友人にも靴にも猫にも、思い当たるフシは皆無なのだが。


この話をしたところお坊さんには「……靴欲しいの？」と訊かれました。いや、そういう訳でも無いんだけど。

そんな彼は珍しく夢を覚えていて、それは「俺は立派な鯛をさばいてて、それを羊が喜んでる」とゆー夢だったらしい。(お坊さんはお魚さばくのが得意)

鯛は縁起の良いものだから、良い夢だよ、と言っておきました。