正反対

ぐたぐだと、ねー私の代わりに文章書いてよー、などとお坊さんに言っておりました。

「うーん、俺がもし本当に書けるなら、『いいよいいよお前はワイン飲んで寝てなさい』って言って書いてやるけどなあ。書いてやりたいけどなあ」

まーそーよね。ていうか、あなた、小説書きたいって今まで思ったことないの？

「えーわたくし、32年間生きておりますがその生涯でただの一度も生憎ございませんね」

でも小学校の時、国語の授業で小説を書いてみようってあったよね？

「うーん、全然覚えてない。て事はそんだけ辛い記憶だったのだろーねー。まるで退職を迫られたサラリーマンが真っ白い部屋でたった一人で、一日中何か書けって言われて唸ってる的な」

そっかー。私は楽しかったなー。めちゃめちゃ。だから今ここにいるんだろう。
全然違うよね。私、かけっことかはさぼってぱっかりだったし。（お坊さんは走るの大好きで得意）

仲は良いけれど、性格は結構違う私達。

なんで、文章は自分で書きます。って、当たり前だっつーの。

しかし今もあるのかなー、小説を書こうって課題。あったら、とても素敵なのに。