桐壺返り

借りていた源氏物語を読み終わってしまいました。しょぼん。

そんな私を見てお坊さんが、「そんなに源氏物語って面白いのー？」と。

うん、面白いよー。あなたも読んでみるといいと思う。仏教の勉強にも、雅楽や舞、あとは衣の色合わせ、香の勉強にもなるので、君にはぴったりだし面白いのでは無いだろうか。

ていうか、日本人たるもの、誰の訳でもいいけども一回は源氏物語読んでみるべきではなかろうか。

「……うん。でも俺、途中で挫折しそう……。桐壺のとこで中断して、それを何度も繰り返し、ていうのが『桐壺返り』てゆーんやろ？」

へーそうなんだ。知りませんでした。まあ君は読書嫌いだもんねー。(でも私の図書館通い付き合ってくれるから優しいね)

けど私も子供の頃に「なんて素敵にジャパネスク」「ザ・チェンジ」あとは山岸さんの漫画「日出処の天子」とか読んでなかったら、別に古典に興味無かったのかもなあー。一見、とっつきにくいものね。

て思うと、漫画とラノベって偉大です。そしてそれらは全部図書館で出逢った本たちなので、図書館も偉大よね。

火の鳥もブラックジャックも図書館で読んではまったなあ。懐かしや。山岸さんの豪華全集もあったんだよねー。素敵。

しかし源氏物語には、些細な事で男の人がよく泣く場面も多いのですが、でもそっかー「男子たるもの人前で泣くな」って文化は平安末期鎌倉以降(つまり武家が強くなってから)だから、そういうものなのですねー。