坊主の疑問、そして愛

さて、以前にも書きましたがうちのお坊さんは、毎日早朝から大きなお寺(総本山の支部)に言ってお経をあげてます。修行のために。

そこでは何人ものお坊さんが毎朝、儀式を行いお経をあげてるのですが、その様子は誰でも見学する事が可能です。

という訳で、見に来る人達もいるのだが、その人達も様々らしい。

「やっぱりお年寄りか、若い人だと個性的な人が多いけど」

へえ。

「けど、今朝は、とりわけ印象深い人がおったわ」

へーどんな？

「儀式の最初から最後までいて、しかも俺達のお経聞くってより、ずーーーっと自分で南無阿弥陀仏を繰り返し延々と唱えてんの。しかも鬼気迫る様子で」

……そ、それは…。

「彼には一体何があったんだろう」

……なんだろうね。

……いや、ただ単に熱心な信者さんかもしんないよー。何に救いを求めるかは人それぞれだしー。

私は救いって言うと、愛が浮かぶけど(別に恋愛という意味だけじゃなくね)、そういう意味で言えばお経だって愛だと思うー。


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