小説や徒然やALSや。
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夜のなか、ガバリと目を覚ますお坊さん。
「すんげー恐ろしい夢をみた…」
いつも穏やかな眠りを得ているお坊さんにしては珍しい。悪夢を語るその顔は真剣。
「へーどんなー」
「家で大切な法事があんだけど。しかも俺が主役で。でもみんなが揃っても、法事の時間になっても、足袋が無くて」
足袋。
足袋とな。
「いや、いつも家には足袋なんて腐るほどあんだけど。夢のなかでも足袋の山があんだけど。でもどれも片っぽしかなかったり、小さすぎたり、大きすぎたりして俺の足には合わんのやって。
やっと見つけた!と思ったら、こはぜ(足袋をとめる銀色の金具ですな)が取れてたり、ドロボーの足袋みたく足袋の先っぽだけ黒かったり、はいた途端に足袋が破裂したりとか。
俺は『こんな黒い足袋はく坊主なんておらせんわ!つーか破裂する足袋ってなんやて、どんなトラップや!』ってキれてんだけど。
でもみんな法事が始まるの待ってるし、俺待ちってゆーか、むしろ足袋待ちみたいな。
あーイヤな汗かいた。なにあの焦燥感」
と、お坊さんは真剣に語るのですが、私は爆笑してしまいました。夜の中。
いやー君は夢のなかまで面白いのね。
しかし焦燥感な夢、と言えば、私がたまにみる夢、「お坊さんとかたーちゃんとか大事な人が倒れてるのに、指が震えて携帯のボタンが押せず、救急車が呼べない」とゆーアレにも、お坊さんのみた夢は、どっか種類が似てるような気がするのですが、その似て異なる部分が各々のキャラクターという訳で、面白いもんだと思いました。
「すんげー恐ろしい夢をみた…」
いつも穏やかな眠りを得ているお坊さんにしては珍しい。悪夢を語るその顔は真剣。
「へーどんなー」
「家で大切な法事があんだけど。しかも俺が主役で。でもみんなが揃っても、法事の時間になっても、足袋が無くて」
足袋。
足袋とな。
「いや、いつも家には足袋なんて腐るほどあんだけど。夢のなかでも足袋の山があんだけど。でもどれも片っぽしかなかったり、小さすぎたり、大きすぎたりして俺の足には合わんのやって。
やっと見つけた!と思ったら、こはぜ(足袋をとめる銀色の金具ですな)が取れてたり、ドロボーの足袋みたく足袋の先っぽだけ黒かったり、はいた途端に足袋が破裂したりとか。
俺は『こんな黒い足袋はく坊主なんておらせんわ!つーか破裂する足袋ってなんやて、どんなトラップや!』ってキれてんだけど。
でもみんな法事が始まるの待ってるし、俺待ちってゆーか、むしろ足袋待ちみたいな。
あーイヤな汗かいた。なにあの焦燥感」
と、お坊さんは真剣に語るのですが、私は爆笑してしまいました。夜の中。
いやー君は夢のなかまで面白いのね。
しかし焦燥感な夢、と言えば、私がたまにみる夢、「お坊さんとかたーちゃんとか大事な人が倒れてるのに、指が震えて携帯のボタンが押せず、救急車が呼べない」とゆーアレにも、お坊さんのみた夢は、どっか種類が似てるような気がするのですが、その似て異なる部分が各々のキャラクターという訳で、面白いもんだと思いました。
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