ワイン記念日とペットボトル焼酎

昨夜は家に酒がありませんでした。

否、正確に言えばあったのですが、それらはお坊さんが買ってきた赤ワインのボトルたちや友達のくれたシャンパンだったりや、とりあえず一人の時には開けたくないものばかり。

ワインのボトル開けるか、出前頼んで一緒に酒も頼めばいいじゃない! とお坊さんは電話で言いましたが、うーん、と渋る私。

とりあえず夕飯を済ませます。ま、お酒無いなら無いでいっか。こうしないと休肝日も作れないし(←この発想が既に終わってる)

その間も電話やメールで「飲みな飲みなー飲んだほうが夜寝れるでしょー？」と悪魔の誘惑をする僧侶。

……数時間後……。とうとう屈服する私。赤ワインのコルクを抜く。すぽ、と無意味に良い音が響く一人の部屋。

……ふ……。こんなことなら夕方にでも、ビールかボックスのワインかペットボトルの焼酎甲類(普段、私が愛飲するものたち)買っておけば良かったな。

そこでまたお坊さんからメールが。

「あぷさんが　ついにワインを開けたから　八月十日はワイン記念日」

……ふ……。

もー…。ねー…？(訊かれても)


開けたのは、スペイン産のフルボディでした。チーズやジビエに合うとゆーものでしたが、もうお夕飯済ませてたので、つまみにしたのは焼き海苔とイカのわた焼き。いや、合いましたよ？　負け惜しみじゃなく、ええ。

でもお坊さん、よっぽど私がペットボトルの激安焼酎(ロック)飲んでるのヤなんだなー。

まーそーか。ふつー、男の人からしたら、ひく図かもしれません。毎晩一人で激安焼酎をロックで飲む三十路女。ははは～(笑っててむなしーわ!)。

前、フランスについてのエッセイ読んでたら、ペットボトルに入った激安ワインは向こうでは、ホームレスさんの飲むものって書いてあったけな……(ほんとかは知りませんー)

いや、私も酒はなんでも好きですが、でもどれか選ぶならワインかスパークリングかビールなんですが、それでも焼酎甲類飲むのは安いからと、あとは酒にしては太らない(らしい)からなのです。