小説や徒然やALSや。
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もう君はいないというのに。
それでも携帯が鳴るたびに、びくりと揺れるこの体も、いつかはそれを忘れてしまうのかな。忘れないのかな。
忘れられないのが不幸だとも、忘れたいとも思わないのだけれど、裏腹に。
それでも携帯が鳴るたびに、びくりと揺れるこの体も、いつかはそれを忘れてしまうのかな。忘れないのかな。
忘れられないのが不幸だとも、忘れたいとも思わないのだけれど、裏腹に。
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たーちゃんが使っていた、吸引機や予備のカテーテル・ラコールなどなど医療品一式。
を、どうしようかなーと思っていたのですが、親切な方からご助言頂いた通り、たーちゃんがお世話になっていたケアマネさんに相談したところ、「あ、だったら必要な患者さんのとこに私が届けますよー」と引き受けてくださったので、先日届けに行って参りました。
ほっと安心。
吸引機など、結構高価なものなんだけど、必要としている方でも市や県からの補助金が出ない場合があるそうで、そういった方に届けて下さるとの事。
私もお坊さんもとても嬉しい。(それは恐らく絶対、たーちゃんも)
必要な人のとこに必要なものが行くって構図が、やはり一番正しくて美しいです。
おじにその話をしたら、「いつか必要になるかもしれんし、高いやつだから取っておけ」と言われましたが…。
でもいつっていつよ?て話だし、その頃にはもっと良いやつが出てるかもしれないし(医療ってほんど日進月歩)、その不確定な話の為にモノを取っておくのは、私はあんまり好みじゃないです。でも取っておいて役に立つ事も確かにあるだろし、まあ人の価値観だわな。
自分はモノを持ってるのに苦痛を感じるほうで、なんかモノが増えるたび、体が重くなる気がするのです。不必要な脂肪みたくに。
(勿論必要な脂肪は必要みたいに、必要な荷物は必要だとも思う)
ところで、そのケアマネさんは、たーちゃんとコトちゃんの在宅医療のお世話をして下さった方ですが、たーちゃんが医療機関で働いてた頃からの知り合いで、有能かつ情の厚い方で、たーちゃんの事もものすごく色々想ってくださって、その一式を持っていった時にもまた泣いてくださって、こちらもホロリ。
雰囲気も大家族の肝っ玉母さん的な、フレンドリーな素敵な方です。
そういう方にめぐり会えたのは、たーちゃんの人徳だと思います。
これから、もう会う機会は無いのかもしれないけれど、出会えてよかった。
別れ際、肝っ玉母さんに「これからはね!この子の事頼みますからね!」と念押しされ、苦笑するお坊さん。それを見て、わははと笑う私。
お坊さんもありとあらゆる人にそう言われて(それは病院の看護師さんから、たーちゃんの知り合い、私の知り合い、親戚まで)、さぞかしプレッシャーに違い無い。
けど「あなたも大変だわねー」と私が言ったら、「えーでも、頼みますって事は頼まれる器が俺にあるって思われてる事だから、それは光栄なんじゃないのー?」と笑うお坊さん。
へー。あなたは度量が大きいなあー。(私が同じ立場だったら、ふつーにプレッシャーを感じるだろう)
なんかお坊さんと私って、周りからたまに、私がお坊さんを尻にひいてるように感じられるらしいが、うちら的認識はそれとはまったく反対で、お坊さんの掌のなかで私がくるくると遊んでる感じ。孫悟空と三蔵法師。
を、どうしようかなーと思っていたのですが、親切な方からご助言頂いた通り、たーちゃんがお世話になっていたケアマネさんに相談したところ、「あ、だったら必要な患者さんのとこに私が届けますよー」と引き受けてくださったので、先日届けに行って参りました。
ほっと安心。
吸引機など、結構高価なものなんだけど、必要としている方でも市や県からの補助金が出ない場合があるそうで、そういった方に届けて下さるとの事。
私もお坊さんもとても嬉しい。(それは恐らく絶対、たーちゃんも)
必要な人のとこに必要なものが行くって構図が、やはり一番正しくて美しいです。
おじにその話をしたら、「いつか必要になるかもしれんし、高いやつだから取っておけ」と言われましたが…。
でもいつっていつよ?て話だし、その頃にはもっと良いやつが出てるかもしれないし(医療ってほんど日進月歩)、その不確定な話の為にモノを取っておくのは、私はあんまり好みじゃないです。でも取っておいて役に立つ事も確かにあるだろし、まあ人の価値観だわな。
自分はモノを持ってるのに苦痛を感じるほうで、なんかモノが増えるたび、体が重くなる気がするのです。不必要な脂肪みたくに。
(勿論必要な脂肪は必要みたいに、必要な荷物は必要だとも思う)
ところで、そのケアマネさんは、たーちゃんとコトちゃんの在宅医療のお世話をして下さった方ですが、たーちゃんが医療機関で働いてた頃からの知り合いで、有能かつ情の厚い方で、たーちゃんの事もものすごく色々想ってくださって、その一式を持っていった時にもまた泣いてくださって、こちらもホロリ。
雰囲気も大家族の肝っ玉母さん的な、フレンドリーな素敵な方です。
そういう方にめぐり会えたのは、たーちゃんの人徳だと思います。
これから、もう会う機会は無いのかもしれないけれど、出会えてよかった。
別れ際、肝っ玉母さんに「これからはね!この子の事頼みますからね!」と念押しされ、苦笑するお坊さん。それを見て、わははと笑う私。
お坊さんもありとあらゆる人にそう言われて(それは病院の看護師さんから、たーちゃんの知り合い、私の知り合い、親戚まで)、さぞかしプレッシャーに違い無い。
けど「あなたも大変だわねー」と私が言ったら、「えーでも、頼みますって事は頼まれる器が俺にあるって思われてる事だから、それは光栄なんじゃないのー?」と笑うお坊さん。
へー。あなたは度量が大きいなあー。(私が同じ立場だったら、ふつーにプレッシャーを感じるだろう)
なんかお坊さんと私って、周りからたまに、私がお坊さんを尻にひいてるように感じられるらしいが、うちら的認識はそれとはまったく反対で、お坊さんの掌のなかで私がくるくると遊んでる感じ。孫悟空と三蔵法師。
今日、たーちゃんのお葬式をした会場の前を通りがかりました。お葬式が終わって初めて。
────……。
駄目ですねー。
駄目だ。駄目だ。
普段は、明るく出来るんだけどな。
────……。
駄目ですねー。
駄目だ。駄目だ。
普段は、明るく出来るんだけどな。
ただ穏やかに、消える君。
取りすがる僕。
いかないで。
君の夢を見ない日は無い。
取りすがる僕。
いかないで。
君の夢を見ない日は無い。