走った後には、多分、愛するあなたが説く安寧の闇が待っているから。

昨日は予定していたより早く、コトちゃんの付添に行かなければならなくなりまして。

と言うのも。

コトちゃんのお気に入りのヘルパーさん(とっても優しい素敵な方、な上に美人さん。コトちゃんは美人さん好き←オマエと一緒だな)が急遽来れなくなってしまいまして、その方の分まで付き添っていたのでした。

その連絡を受けたのが朝方で、私はたーちゃんへの差し入れ用のクリームシチューを作っていたので、おおわらわ。急いでシチューを仕上げ、すっぴんのままコトちゃん宅へ直行。

ヘルパーさんが来れなくなった理由と言うのが、先日倒れられた、そのヘルパーさんの旦那様の容態が悪くなってICUに入られたという事なので、心配しながら(まだ50代とお若いのに…うーん)、コトちゃんに付添つつ自分のお化粧もしつつ、その後はたーちゃんの病院→たーちゃんのマッサージ、で夕方からはまた病院へ。

お見舞いでした。
仲良しのお坊さんが、以前お世話になった方の容態がかなり悪くて。
まだ30代の方で、そして元気な頃に私も何度かお会いした事がある方なのですが…。

その方が入院しているのが、コトちゃんが通院したり入院したりしている病院と同じなので、私が案内しつつ、お坊さんと二人で病室に。

話は聞いていたものの、体を起こしたり声を出したり、瞳を動かしたりするのも辛そうな様子に、思わず泣きそうになってしまい、泣くのを堪えるのに必死でした。いや、大してその方と親しい訳でも無い私が泣いたって仕方あるめえし。

だって、私よりその方と親しかったお坊さんや、そして病室にいらっしゃったその方の奥様やお子さんは笑顔でいらっしゃるのに。

だから泣くのは堪えましたが…うーん、何とも言えなかったです。やりきれない。その方の肌や瞳や、その様子にマサさんの事を思い出したり(その方と、マサさんが同じ病気なので余計に)。

笑顔でその方に話しかけてる奥様の様子に、自分とたーちゃんの事を思い出したり。

あまり長くいても申し訳無いと思い、暫く病室にいてから帰りました。また近いうちに来ます、と約束して。



まだ30代なのになあ。ご本人の気持ちは、そして小さいお子さんを抱えられた奥様の気持ちはいかばかりだろう。

そしてたーちゃんやヘルパーさんの旦那様は50代。(コトちゃんは大正生まれだが。元気な彼女)

昨日はそんな話題が多い日で、なんか色々考えましたですよ。

皆さんが出来るだけ優しい時間を過ごす事が出来るといいなあ。自分に出来る事は大してないけれど。

そして私ももう28。自分に残された時間だってもうどれだけあるか解らないから、その時間を愛おしく優しく、誇れるものにするよう、走るんだ。