外ご飯つれづれ

基本的に、家ごはんが好きなうちらですが、外食してみると色々楽しい事もあったり。

たとえば、先日イタリアンに行った時の事。

頼んだピザが、これはお客さんに出していいかそれとも焼き直すか、判断びみょーだよね、というレベルで焦げてました。

それはすなわち、客的には、これはクレームつけるか我慢するか、微妙だよね、というレベル程度に焦げているという意味でもあるのですが、私たちは文句言うの好きじゃなく。

なので黒焦げになってる、端の部分を残して食べる事に。残したそれらは、まるで三本の黒い棒のよう。

で、ちょっとそれで遊んでみる事に。まずはじめに、それを漢字の「三」のように並べてみました。

そこへやってきた店員さん。その「三」をちらりと見る。

気づいただろうか、いやびみょーだな、と話し合ううちら。そこで、今度その店員さんがやってくる前に「三」を「〒」に並べかえてみました。

やってきた店員さん。「〒」を見てぷっと笑う。

「気づいたね！」喜びあううちら。なんだかみょーな達成感がありました。（いい歳して何やってるんだ）


また先日。ファミレスへ行った時の事。隣の席は、おじさん二人。

そのおじさんがすごくくちゃくちゃと、口を開けて音を立てて食べる人で、ばっちり視界に入るので、急に食欲が無くなってしまう私。

冷麺一つとサラダ一つを頼んで、お坊さんと分けっこしていたのですが、食べる気が無くなって殆ど彼が食べるはめに。

おじさんたちは声も大きくばっちり会話の内容が聞こえてくるのですが、その話は要約すれば『俺たちって個性的で悪いやつ自慢』なのでした。

「俺みたいにやんちゃな部下もって、上司も堪らんって思ってるだろうけどさー」と一際声高に言う彼の言葉を聞いて、「あーきっとこの人、会社だと地味ーで平凡なのだろうなー」と思う私。


また、先日。上記のお店とは違うイタリアン。

そこはライトアップされたお庭が窓から見える、雰囲気の良いイタリアンなのですが、そこで私達の席の隣には、ずーっと椅子の上で、立膝で食べている男性が……。

その人はパスタを焼きそばのように食べます。

「うーん、あれはイタリアンでは無く、チェーン居酒屋に行くべきだね」

とは、お店を出た後のお坊さん弁。


て、ここまで書いて思ったのですが、なんか私、小姑みたいでしょーか。でもマナーって気になるんですー。立膝でごはんなんて食べたら、うちじゃぶっ叩かれたし。


また、この間お寿司を食べた時の事。

食べ終わり、訊いてみる。ねーねー、なんのネタが一番美味しかった？

「うーん、スズキかアジ」

あら一緒だ。一緒だとなんか嬉しいねえ。

「えー俺がとっぴしたんだから、取るなよー」

とっぴって。



と、まあこんな色々な事があるので、外食も楽しいなあと思います。けどどちらかと言えば、やっぱり家ごはん派。

だって落ち着くし静かだし安いし。

そう、昨夜は安く売ってた牛タンを塩焼きにしてレモンしぼったり、また中国産のまつたけが半額になってたので、昆布出汁とってお吸い物にしたり、なおつまみだったのですが、全然満足でした。これ、外食だったら何倍もするもんなー。

ってうちご飯が好きなのは、私が貧乏性だからなのかも（お坊さんは違う）しれません。はははー。