めんどくせー。ていうか。

栄(名古屋の繁華街。東京で言うならば、銀座と新宿を混ぜた感じでしょうか)をぶらぶら歩いていた時の事。唐突にお坊さんへ訊く私。

ねえ、あたしと歩いてて恥ずかしくない？

「はー？　なんで？　恥ずかしくないけど、なんで恥ずかしいの？」

いや、あたしがぶさいく過ぎて。一緒にいて恥ずかしいんじゃないかと。

「何言ってんの!? バカじゃないの？」

いや、私はお坊さんが否定するのを解っていて訊いている訳で。て言うのも、フェミニストな彼はたとえどんな女性(男性でもかも)がこう訊いても絶対に真剣に否定するであろうから。

だからあたしの質問は、質問の体をなしていないというか、あらかじめ否定して欲しくて訊いてるという訳で、自分でも思うのだが。

はっめんどくせー女。

面倒くさいっていうか、バカっていうか、愚かっていうか、自意識過剰ていうか、痛いっていうか。


しかし訊かずには確かめられずにはおられないあたし。は、まあ、コンプレックスが強いんですよねー。誰にでもあるけどさー、コンプレックスてー。

で、己で解決するか消化すれば良いのに、お坊さんが甘いのをいい事に甘えてるって形式な訳ですが、まあでも何度でもめんどくさがらずにちゃんと打ち消してくれるお坊さんは良い人だと思います。

さすがにこういう質問を他人にはしないけど(それ痛い)、お坊さんにはしてしまう。