かわいそうらしいよ

来月、京都へ行く折のウィクリーマンションを決めなければならないのだが、何故かのんびりしていた私達。

やっと決めようと探してみると、いいとこは既に満室。

残っているのは、安くて近いんだけれど古かったり、キレイで安いんだけれどちょっと遠かったり（お坊さんは、チャリで通うとか言うのだが、現実的に例えば雨の日、僧侶姿でチャリ漕ぐのは無理だろう）近いしキレイなんだけれど、うちらの求める設備が無かったり、近いしキレイな分高かったり……と悩みます。

早い話が何を一番優先させるかって事よね。私は近くてそこまで汚くないなら、安いとこのがいいと思うよー。

と、何度も何度も言うのだが。

「でも俺一人ならまだしも、そんなとこに羊住ませるのが可哀想ーかわいそう。こーせっかくだから、ぽわーってキレイなとこが」

だから、私は大丈夫って言ってるのに、それでも可哀想と思うのなら、それは私の問題では無く既にあなたの問題よね。

「うん、俺が勝手にかわいそがってるだけなの」

だったらもうあなたが決めるべきだよー元々あなたの仕事なんだし。

「うん」

そして結局、もし空くなら、高くて近くてキレイなとこにするらしい。君はおぼっちゃまだねえ。私と優先順位が違くて面白いね。

「ていうか、なんかさー本堂の建て替えで、日々高いお金見てると金銭感覚が麻痺ってくる……」

ああ、それと同じ話が動物のお医者さんに載っていたな。そういうものなんだろねー。

しかし、お坊さん。これ以外にも私は全然平気、というか全く気にならないのに日々「可哀想ーかわいそう」と思うらしい。なんで。
そんなに可哀想け、あたし。あなたの認識のなかで。

「かわいそうー」

それもなんか…なんか…。